あの晴れわたる空よりも高く:プレイ感想日記09 完結編クリア
各ヒロインルートをクリアして、いよいよ完結編Liftoff。
真ルート乃至最終ルートとも呼ばれるグランドルートです。
ゲーム冒頭のプロローグで見せた発射シークエンスへ至る、そしてその続き物語です。
「死んでもロケットを打ち上げる」という有佐の口癖を体現したような内容。
ビャッコの全員で見上げたながれぼしは感動的な最後でした。
「願いを叶える人工衛星」というアイデアも上手いですね。
フォーセクションズで全部門をサポートした結果、各部門優勝に合わせて総合優勝。
そしてフラグは立てても誰とも結ばれず。まさに完結編に相応しい状況。
始めは宇宙ロケット開発の物語ではなく、ロケットに載せる衛星を捜索、
再現する話に。最終ルートらしく予定調和的で順調ですねと思っていたら……
直前で緊急停止。
大きくてもやはりビャッコのロケット。最後までトラブルの女神に愛されてますね。

だだ、今回のトラブルはやり過ぎだと思います。
発射直前に絆ちゃんを発射台近くまで侵入を許してしまうなんて。
伏線として前日の夜に浅瀬のゴムボートを有佐と乙矢が発見して報告してますが、
ならば絆ちゃんは星明かりに紛れてゴムボートで海岸から射場に侵入。
そして施設内で丸一日も潜伏したわけです。最早、軍隊の特殊部隊並の作戦能力。
幼稚園児ができることでは無いと思います。
有佐ルートや那津奈ルートで語られた先代ビャッコのカサブランカロケット解体の
影がちらつく大ピンチ。
射場の保安責任はAXIPにあるのは乙矢の指摘どおりなのに、
AXIPは「学生のロケット製作の場を提供」という、いわばAXIP自身を人質に
事故の責任をビャッコに被せてくる。ビャッコは受け入れて引き下がってしまいますが、
理事長達の綺麗事は端から見れば詭弁です。
「株式会社ビャッコ」という逆転劇は爽快で、あらゆる事態に備えていた有佐の
有能さに感嘆しましたが、そこに至るまでの困難のお膳立てはやり過ぎでした。
絆ちゃんには普通に公園の広場から打ち上げを見学して貰い、ながれぼしに願いを
込めてもらう。有佐達の次世代、夢を繋いでいく存在になって欲しかったです。
グランドエンドは穏当な打ち上げでよかったと確信します。
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